「いつまでも歩けるためのリハビリ~車イス生活にならないために~」が6月16日(土)に終了いたしました。
最初に坂本医師から
サルコペニアとは何か…加齢に伴って筋肉が減少する病態で、握力や歩行速度が低下し、栄養や身体活動、疾患がその発症に影響する。
フレイルとは何か…ストレスを契機に思いがけない健康状態の悪化を招きうる脆弱な状態だが、適切な対応で自立機能を維持・回復することが可能である。健康な状態と要介護状態の中間に位置する。身体面、精神・心理面、社会的側面の領域が関わっている。
サルコペニアも身体的フレイルも運動と栄養が重要であり、特に運動は十分な回数を継続して行う、タンパク質を積極的に摂取することが重要であるとの話がされました。
次に竹内作業療法士から
ロコモティブ症候群とは…運動器の障害の為に移動能力機能の低下をきたした状態。片脚立ちで靴下がはけない、15分くらい続けて歩くことができない等の症状。
高齢者の筋委縮には筋肉に抵抗をかけて行うトレーニングが効果的である。
「人と話しながら歩く」能力が認知症発症に関連するという報告があり、歩行中に話しかけると立ち止まってしまう現象の有無は、転倒リスクを簡便に判断するのに有用である。生活不活発病(廃用症候群)の誘因には1)環境の変化のために動けない人2)することがないので動かない人3)遠慮して動かない人がある。しっかり食べて、しっかり体を動かして、外出・交流を楽しむことが健康長寿の3本柱である。との話の後、座りながら全員で簡単な体操を行い、会場は大いに盛り上がりました。
参加した方からは、大変参考になった。説明が解りやすかった。栄養、運動には日ごろの心掛けが大切と思いました。などの意見が寄せられました。
また、資料の配布を希望する声があり次回の課題とさせていただきます。
お忙しい中参加していただいありがとうございました。